Tartaruga Sônica história 第一話

Tartaruga Sônica história

第一話 ~  伝説のレーサーに憧れた少年 ~

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この物語は、昔話をもとに作成されたファンタジーです。

登場する国、人物、団体は架空の存在です。

日本の法律や常識等とは、違った世界です。

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○登場人物
・主人公      『レント』

 

この物語は、レースが盛んに行われている小さな街 テルンソンヨ で暮らす、伝説のレーサーに憧れるレント少年のお話です。

 

レントママ「7歳の誕生日おめでとう!」

レントパパ「おめでとう!レースに出られる年齢だな!約束通り明日バイクを見に行こう!」

レント「もう欲しいバイクも、練習出来る場所も、見つけてあるんだ!」

レントパパ「よし、明日バイクを買ったら、その練習場所に行こう!」

レント「あの練習場所は誰にも秘密なんだ!パパにも教えられないよ!」

 

レースが盛んなこの町では、殆どの子供が7歳からキッズレースに参加している。

レントも7歳の誕生日を迎え、レースに参加できる年齢となった。

物心ついた頃から、『Tartaruga Sônica』のレース映像を何度も見て、この日が来るのを夢見ていた。

 

レントが練習場所に選んだのは、郊外にある丘の中腹にある乾燥した砂地だった。

そこは不思議なくらいに綺麗に整地され草が生える事もなく、コースの様なラインが引かれている様に見える事から、

レースで亡くなった霊が集まる場所と噂されおり人が寄り付かない為、本当に秘密の練習場所と呼ぶに相応しい場所だった。

レントは霊の存在を怖がるよりも、練習できることが勝り、逆に霊が出るなら亡くなったレーサーとレースが出来るかも知れないと言う期待までしていたのだった。

 

翌日バイクを購入後、練習場所へと直行し練習を始めて見ると、進まない止まれない曲がれない。

誰にも乗り方を聞かずに、誰もいない練習場所へ来たのだから当然である。

聞きかじった操作方法だけを頼りに試行錯誤を繰り返し、何とか一周回れるようになりホッとして、丘の上を見上げると人の姿が見えた様な気がした。

実際に体感すると霊の存在が少し怖くなってしまい、この日は帰る事にした。

翌日以降も練習を繰り返したが、走れるだけで上手く曲がれない。

そして丘の上が気になり何度か見上げて確認していたら何度かに一度は人影が見えたが慣れて気にならなくなっていた。

毎日欠かさずに練習を続け2週間ほど経とうとしていたある日・・・丘の上の人影が突然、丘を下ってきたのである!!

今回はここまで、次回をお楽しみに!

 

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